阿部・ティブシ研究室

情報セキュリティ分野は,京都大学とNTTとの協力・連携のもとで発足し,連携分野という形で京都大学内に設置されております. 研究指導はNTTセキュアプラットフォーム研究所の阿部正幸客員教授・ティブシメディ客員准教授が行います. 本研究室は,社会情報学専攻の連携分野で,基幹分野はヒューマンロボットインタラクション分野(神田研究室)です.

研究内容

■安全なネットワーク社会を暗号で実現する
インターネットを用いた電子決済やオークションなどの電子取引さらにネット税務申告などの電子政府機能が普及しつつある現在,ネットワークサービスの安全性を確保することがますます必要となってきています. このような安全性を保証する技術としては,単に盗聴を防ぐ秘匿技術のみならず,通信相手を認証しデータの正当性(改ざんされていないこと)を保証する電子署名やプライバシーを保証しつつ高度なネットワークサービスを提供する暗号プロトコルなどを総合した技術・理論体系としての現代暗号が活発に研究され発展しています.
本講座では,現代暗号で中心的な役割を果たす公開鍵暗号や電子マネー,電子投票など各種暗号応用技術に関して,その安全性の理論的解明,新たな暗号プロトコルの提案,実用システムへの適用法やネットワーク社会での有効性等を探求します.

研究生活

研究室は総合7号館401室です.